英国「Fleet News」によるメルセデス・ベンツ Cクラスクーペの試乗レポートを日本語で紹介します。

※内容は2011年当時のものです。


C220 CDI Coupe

Cクラスクーペはメルセデス・ベンツにとって重要なモデルで、若年層向けのアウディ A5やBMW 3シリーズクーペと競合する。メルセデスも顧客の平均年齢を55歳から35~45歳程度まで引き下げたいと考えた。市場調査によると、メルセデス・ベンツは成熟した大人のためのブランドであるという認識をしている人が多いようだ。

Cクラスクーペはより若々しいデザインとすることに成功している。クーペはセダンより全高が41mm低く、イギリス仕様車には全車にAMGスポーツパッケージ(18インチアルミホイール、専用AMG外装パーツ、インテリジェントライトシステム、20スピーカーオーディオシステム、ナビゲーションシステム、6連奏CDオートチェンジャー)が装備される。

同等装備のセダンと比べると、クーペは1,600ポンド高い価格設定となる。

内装の質感は高く、スイッチ類の作りもしっかりしている。スマートフォンユーザーはナビと接続することでCOMANDオンラインを利用してナビ画面でインターネットサーフィンを楽しむこともできる。

rear

エンジンはガソリン3種類、ディーゼル2種類が設定され、全車にアイドリングストップシステムが標準装備される。C180は1.8Lガソリンエンジンを搭載するエントリーモデルながらも実力は高い。CクラスクーペのAT車には7G-TRONIC PLUSが搭載され、高速域まで難なく加速させることができる。

AGILITY CONTROLサスペンションも全車に標準装備となり、ロールは最小限に抑えられ、高いコーナリング性能を実現している。パワーステアリングは車速感応式なので、高速域では重くて剛性感があり、低速域では軽くて扱いやすい。

ディーゼルエンジンの経済性はアウディやBMWの競合車と比べても十分優秀で、AT車を選択してもCO2排出量や燃費性能はMT車とほとんど変わらない。

interior

メルセデス・ベンツの場合、中古車市場ではMT車よりもAT車のほうが人気なので、AT車を選択したほうがリセールバリューの面で有利だし、ランニングコストや税額でも不利にはならない。

メルセデス・ベンツはカンパニーカーにもぴったりな車をたくさん販売しており、Cクラスクーペもその例外ではない。快適性や走行性能の高さは個人客に歓迎されるだろうし、ビジネスユーザーにはランニングコストの安さが受けるだろう。


First Drive: Mercedes-Benz C-Class Coupé C220 CDI auto