英国「Auto Express」によるフォード・フォーカスST、ヒュンダイ i30 N、ホンダ・シビックタイプRの比較試乗レポートを日本語で紹介します。

ホットハッチの競争は激しさを増している。ここ数年でCセグメントホットハッチにも多数の新モデルが登場している。
いずれも3万ポンド前後の実用的高性能車でありながら、それぞれに独自の個性を持っている。そして、新たにホットハッチの戦場に足を踏み入れたのが、新型フォーカスSTだ。
先進装備や安全装備の充実している競合車と比べると、旧型フォーカスSTはやはり古さが隠しきれていなかった。しかし、3代目フォーカスST(ベース車はフォーカスとしては4代目だが)にはそういった装備もしっかり付いている。ただ、そのせいで価格は上がってしまい、よりエンジン性能の高いホンダ・シビックタイプRに価格が近くなってしまった。
フォーカスSTにはホットハッチ界の雄であるシビックタイプRに打ち勝つという使命があるのだが、それだけでなく、ヒュンダイ i30 N パフォーマンスにも立ち向かっていかなければならない。i30は新型フォーカスST同様に先進技術が充実したホットハッチであり、今回のもう一台の主役となる。
(各車の試乗レポートについては下記リンクを参照)
1. フォード・フォーカスST
2. ヒュンダイ i30 N
3. ホンダ・シビックタイプR
結論
Winner: ホンダ・シビックタイプR
フォーカスSTとの比較はかなりの接戦だったのだが、シビックタイプRの万能性や絶対的な性能の高さにはやはり敵わなかった。見た目は決して万人受けしないだろうが、(最悪のインフォテインメントシステムは例外だが)実用性や快適性は高い。しかし、なにより最大の魅力はシャシとパワートレインの見事な調和だろう。
2nd: フォード・フォーカスST
フォーカスSTに欠点は少ないのだが、ホットハッチには万能性が求められる。数字的な加速性能はシビックと同等ながらも、体感的な加速はホンダほど爆発的ではないし、トランスミッションも正確さが足りない。また、快適性と操作性のバランスもあまりとれていない。ただ、インテリアは上質だし、インフォテインメントシステムも使いやすい。実用性や価格設定にも疑問が残る。
3rd: ヒュンダイ i30 N
i30 Nはヒュンダイ初のホットハッチにもかかわらず十分に優秀な車だし、歴史ある競合車に対抗できるだけの実力は持っている。個性もしっかりあるし、実用性や走行性能も十分に両立できている。しかし、フォーカスSTほど運転していて楽しくなかったので、今回はフォーカスSTの下の順位とした。
翻訳ありがとうございます。
フォーカスSTの評価はどの記事でも価格が問題視される例が多いですね。
auto2014
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