英国「Auto Express」によるメルセデス・ベンツ C200の試乗レポートを日本語で紹介します。


C-Class

Dセグメント高級車は今、モデルチェンジラッシュだ。BMW 3シリーズはフルモデルチェンジするし、アウディもA4のマイナーチェンジを予定している。そしてメルセデスもCクラスに今世代初のマイナーチェンジを行った。

デザインの変更はほとんどない(ヘッドライトとバンパーくらい)のだが、メルセデスによると、今回のマイナーチェンジの内容はかなり広範囲にわたる大規模なものだそうだ。

メルセデスによると、6,500ものパーツが刷新され、新たに48ボルトのマイルドハイブリッドシステムも追加された。今回はドイツ仕様の「Elegance」というモデルに試乗した。これはエントリーグレードであり、イギリス仕様車の「SE」に相当する。

新設計の48Vシステムは1.5L 4気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載するC200のみに設定され、スターターと発電機の役割を併せ持つ電気システムとなる。このシステムはCクラスで初採用され、今後、Eクラスをはじめ他のメルセデスのモデルにも順次採用されていく予定だ。

メルセデスの電動ブランド「EQ」に倣い、このハイブリッドシステムは「EQブースト」と呼ばれる。このシステムは184PSのエンジンに14PSの補助を行い、定速巡航時にはモーターのみでの走行も可能となっている。

rear

アクセルから足を離すとわずか1~2秒でエンジンが停止する。減速時には回生ブレーキによってバッテリーの充電を行い、アクセルを踏めば即座にガソリンエンジンが目を覚ます。

特にエコモードで走行すると高速走行時には頻繁にエンジンが停止するようになる。カタログ燃費は16.4km/Lで、従来のC200よりは数値上は悪化しているのだが、新型モデルの燃費はより正確なWLTP基準により算出されているため、それも仕方ないだろう。

C200にはスポーツモードやスポーツ+モードも設定され、これを選択するとエンジンとモーターの出力およびトルクを最大限に引き出すことができる。性能は十分に高い。排気量で言えば歴史上のCクラスの中で最も少ないのだが、0-100km/h加速は7.7秒と決して遅くはない。

新エンジンの唯一の欠点は静粛性だ。48Vシステムの介入時やエンジンの再始動時の音や振動はあまり気にならないのだが、通常の加速時のエンジン音は気になる。

今回はEクラスとも共通の新設計2.0Lディーゼルエンジンを搭載するC220dのエステートにも試乗した。これは従来の2.1Lエンジンよりも静粛性が高くて洗練されており、トルキーなので日常的な使用にも適している。

interior

ハンドリングに関しては従来とほとんど変わっていない。従来通り、ソリッドでシャープながら乗り心地も良いのだが、運転する面白さはない。その代わり、乗り心地に関してはどんな状況でもかなり良好だ。

インフォテインメントシステムは大幅に変更されている。イギリス仕様車には10.25インチナビゲーションシステムが全車に標準装備される。グラフィックは改善しており、メニューのレイアウトも分かりやすくなっている。

新たにデジタルメーターが設定されたのだが、こちらは2,795ポンドのプレミアムパッケージを選択しないと装備されない。