インド「Top Gear」によるルノー・キャプチャー dCi の試乗レポートを日本語で紹介します。


Captur

インド仕様のキャプチャーはダスターロッジーとプラットフォームを共有している。同じ名前のモデルがヨーロッパなどでも販売されているのだが、こちらはインド仕様よりもボディサイズの小さな中身のまったく異なるモデルで、インド向けと同じ仕様のキャプチャーはブラジルやロシアなどの市場で販売されている。

キャプチャーは広大な荷室を有する5人乗りSUVで、ボディサイズはダスターよりわずかに大きい。見た目は欧州向けのキャプチャーにそっくりでモダンだ。キャプチャーの売りは地上高で、最低地上高は210mmもあるので大き目の段差もものともしないだろう。ただし、妙なことにキャプチャーには4WDが設定されない。

今回は109PSの1.5Lディーゼルエンジン搭載車に試乗した。トランスミッションは6速MTで、この組み合わせはインド向けのルノー車では定番となっている。既知の通り、この組み合わせは燃費も良いし信頼性も高い。キャプチャーではギア比が変更されており、ダスターのような圧倒的な低速トルクはなくなっていたのだが、24.5kgf·mもあるので非常にトルキーだし、最大トルクは1,800rpmから発揮される。おかげで定速巡航はかなり楽だ。

rear

ステアリングのセッティングもやはりダスターなどで慣れ親しんだものとなっている。安定感があって操作しやすく、やや大柄なキャプチャーも簡単に扱うことができる。やや重く感じることもあるのだが、高速域ではちょうどいい。

キャプチャーの走りの最大の魅力はスタビリティだ。地上高は高いのだが、サスペンションがしなやかなので乗り心地は穏やかだ。ちょっとした舗装のはがれくらいでは何も起こらない。

インテリアは上質だ。試乗車は最上級グレードの「Platine」だったのだが、シートの質感が高く、前後ともに座り心地も良かった。インフォテインメントシステムは他のルノー車でもお馴染みのもので、このグレードにはオートエアコンも装備されている。操作系は基本的に使いやすいのだが、ボタン類は他のルノー車との共用部品も多々あった。

荷室は広く、リアシートは3分割可倒式となっている。キャプチャーの全高はそれほど高くないのでヘッドルームに関してはそこそこ程度なのだが、レッグルームはそれなりに余裕がある。

interior

車格的にはダスターの上になるのだが、ボディサイズ自体はそれほど変わらない。ただし、曲線的なデザインやLEDデイライトなどのおかげでダスターよりも高級感はある。また、クウィッド同様、パーソナライズオプションも多数用意されている。インテリアもダスターより高級感があって居心地も良い。

走行性能に関して不満点はほとんどなかったのだが、もっとパワーがあればなお良かったし、SUVとして4WDやヒルディセントコントロールなども設定してほしかったところだ。