英国「Auto Express」によるアウディ A4 2.0 TDIeの試乗レポートを日本語で紹介します。

※内容は2012年当時のものです。


A4

燃費性能の面で、アウディ A4は長らくBMW 3シリーズの後塵を拝してきたのだが、新たに追加されたTDIeは3シリーズとの差を詰めるために生まれた。TDIeは今後、アウディの最量販モデルになることが期待されており、今回は比較的低価格で購入できる「SE」グレードに試乗した。

スポーティーな「S Line」とは違い、SEにはLEDデイライトや専用サイドスカートなどの目を引く外装部品は装備されていないのだが、マイナーチェンジにより外見に手が加えられたため、新鮮味はちゃんとある。トレードマークのフロントグリルは逆台形から六角形に変化し、フロントバンパーやヘッドランプのデザインも変化している。

rear

上質なインテリアは従来とほとんど変わっていない。ただ、装備内容は変更されており、上級なオーディオシステムやリアパーキングセンサー、クルーズコントロール、Bluetooth連携機能なども装備されるので、競合車と比べても十分に競争力はある。

「SE」に1,000ポンド追加するとレザーインテリアやナビゲーションシステム、iPodポートが備わる「SE Tecknik」にアップグレードすることが可能だ。それでも価格はBMW 320d EfficiendDynamicsよりも435ポンド安い。

interior

では、BMWと比べて走りはどうなのだろうか。新型A4はサスペンションが改良されており、電動式パワーステアリングが採用されたことで、CO2排出量は119g/kmから112g/kmまで低減している。高速道路では非常に快適で静粛性も高く、コーナーでの操作性やグリップ性能も十分に高いのだが、BMWと比べると車との一体感は欠けている。

新しいステアリングはフィードバックがほとんどなく、乗り心地は低速域では良好なのだが、段差の衝撃は室内までそれなりに届いてしまう。とはいえ、室内空間は広いし、実用性も高いし、23.3km/Lというカタログ燃費を考えるとランニングコストも低く抑えられるだろう。