X1

今回は最も好印象だった車を最後に載せることにした。ジーリー X1は非常に低価格で(最も安いグレードは6,000ドル台で購入できてしまう)、最高出力88PSと大した力はないのだが、中国車としては非常に元気の良い性格だった。

トランスミッションは時代遅れの4速ATなのだが、サーキットでも非常に元気の良さが感じられ、「遅い車で飛ばす」という経験は1990年代を思い出させた。

ジーリーはX1をSUVに分類しているのだが、さすがに無理がある。地上高は低いし、タイヤもホイールも小さいし、いくらホイールアーチ部をブラックのプラスチックで飾ろうともハッチバックであることは疑いようがない。

Side

サスペンションはかなりソフトなセッティングとなっていたのだが、ホイールベースが短く、ステアリングがクイックだったので、運転していて楽しく感じられた。

X1は通勤に使う車として開発され、聞くところによると女性受けも良いらしいのだが、この車の中で北京の渋滞を過ごしたいとは思わなかった。それでも、シティカーとしてまともだとは思うし、見た目もなかなか魅力的に思えた。