中国車 6車種 試乗レポート その2の続きです。
今回試乗した中でも、特にサーキットをまともに走れたのが逸動だった(ただし、他の車のほとんどがSUVだったという点は差し引いて考えてほしい)。それどころか、ソフトなSUVと比べると、スポーティーとさえ感じた。
ただし、この車の走行性能がとてつもなく高いというわけではない。トヨタ・カローラに乗ってサーキットを走ることに楽しさを覚えたことはないのだが、逸動の走りはそれに近い。サスペンションはソフト気味ながらスラローム走行で破綻することはなかった。ステアリングはアシスト過剰でフィールにも欠けているのだが、問題なくサーキットを走れる程度のクイックさはある。
デザインに関しては他の中国車と大して変わらない。非常に保守的で、他の車の要素を寄せ集めたような印象もある。例えばフロントグリルはレクサス風なのだが、全体的なプロポーションは非常に平凡で没個性的だ。
インテリアは、少なくとも写真を見ただけならば、比較的上質な日本車か韓国車のようだと感じるだろう。フラットボトムステアリングやメッキ加飾、大画面スクリーンなど、必要なものは揃っているし、デザインもまともだ。しかし、じっくり観察してみると、特にセンターコンソールの木目調パネルは低価格なアメリカ車にも劣る質感だ。
もし逸動がアメリカで売られるなら、三菱や日産の低価格セダンと競合することになるだろうし、売れるためにはかなり低価格で販売する必要があるだろう。それでも、この車には可能性を感じた。
正しいのはこれ
https://autoreview.ru/images/gallery/%D0%9D%D0%BE%D0%B2%D0%BE%D1%81%D1%82%D0%B8/2018/April/13/changan-eado3.jpg