英国「Top Gear」によるシボレー・アベオの試乗レポートを日本語で紹介します。


Aveo

あまりにも鈍く、そして不愉快。それが旧型アベオに乗った感想だ。しかし、幸いなことに新型アベオに対してはそんな感想を抱かなかった。正直に言うと、かなり優秀な車に仕上がっていた。完成度の高さで知られるフォード・フィエスタとさえ競えるほどの車だった。

フィエスタもアベオも燃費は27.8km/L、CO2排出量は95g/kmで、いずれも道路税および渋滞税は免除される。しかも、アベオはフィエスタより1,000ポンド安い。では、その1,000ポンド分の代償は何なのだろうか。

アベオに問題点は多くないのだが、しかしいくつかはある。その多くが走行性能に関するものだ。決して走行性能が低いわけではなく、ロールもそれほど多くないし、ステアリングもそれなりに正確だ。グリップ性能も高いのだが、ハードなコーナリングではタイヤの鳴きが気になる。

rear

サスペンションからは金属質なノイズが聞こえてくるものの、乗り心地は落ち着いているし、競合車と比べても乗り心地は良い。特に街中では衝撃をしっかり吸収してくれるし、高速道路でもがっかりすることはないだろう。しかし、フィエスタほどの楽しさがあるわけではない。

インテリアに目を向けると、プラスチックはチープなのだが、装備内容は充実している。アルミホイールやエアコン、リモートキー、USB接続機能、Bluetooth連携機能は標準装備となる。

リアシートに平均以上の体格の人が座ることもできるし、天井が高いのでヘッドルームにも余裕がある。ただ、290Lの荷室は狭い。

interior

エンジンも魅力的だ。試乗車には1.3Lのディーゼルエンジンが搭載されており、最高出力96PSを1,800rpmから2,400rpmの間で発揮する。決して速いとは言えないのだが、交通の流れには十分についていくことができる。0-100km/h加速は11.7秒を記録する。ちなみにフィエスタは12.3秒だ。

ただし、低回転域の音は少し野暮ったい。また、ややピーキーなので坂道を運転するときには頻繁に変速する必要がある。

とはいえ、運転するくらいなら電車に乗ったほうがましだった旧型モデルと比べると大幅に進歩している。それどころか、フォードすら脅かすことのできる車に仕上がっている。


Road Test: Chevrolet Aveo 1.3 VCDi 95 LT Eco 5dr (2011-2015)