英国「ClassicCarsForSale」による105系アルファ ロメオ・ジュリアのレビューを日本語で紹介します。


Giulia 1300 Super

1960年代初頭、四輪ディスクブレーキ、独立懸架、5速MTをすべて備えたツインカムのスポーツセダンなど、当時のイギリスの自動車メーカーからしたら夢物語でしかなかった。もちろん、そういった車を作りたいという欲望はあったかもしれないが、保守的なイギリスの自動車産業はその実現を許さなかった。

一方、アルファ ロメオは経営危機から脱するため、なにか根本的な改革を求めていた。そうして誕生したのが105系ジュリアだ。1962年6月に登場したジュリアにはセダンとクーペの2種類のボディタイプが設定され、世界中から絶賛された。

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93PSの4気筒 1,570ccエンジンは当時としては高性能で、ファミリーセダンのほとんどが140km/h程度でいっぱいいっぱいになっていた時代に最高速度166km/hを実現した。この速さには空力性能も大きく関係している。Cd値はわずか0.34で、高速域でも驚くほど安定している。

1964年にはジュリエッタと共通の1,290ccエンジンを搭載するモデルも追加された。こちらはヘッドランプが四灯ではなく二灯となっている。こちらは廉価版なのだが、小排気量ながらDOHCで元気はよく、最高出力は83PSを誇る。

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特にクーペモデルのジュリア スプリントは人気が高く、価格も高騰しており、入手困難な状態が続いている。セダンはスプリントほど美しくはないのだが、走りは素晴らしいし、実用性も高いので、価格が高騰する前に入手できるならしてしまったほうがいいかもしれない。


ALFA ROMEO 105-SERIES GIULIA REVIEW