英国「Auto Express」によるフォルクスワーゲン・パサート 1.4 TSI の試乗レポートを日本語で紹介します。
ここ10年以上の間、ガソリンエンジンを搭載するファミリーサルーンの人気は下火だった。その原因はディーゼルを優遇した税制にあった。しかし、近年ではディーゼル再考の流れにより、パサートのガソリンモデルを検討する人も増えていくだろう。
パサートに搭載されるガソリンエンジンはただのガソリンターボエンジンではない。最高出力150PSの4気筒1.4Lエンジンには気筒休止システムが備わり、巡航時に2気筒が休止することで燃費性能を向上している。また、カタログスペック上での環境性能も高く、CO2排出量は116g/kmで、燃費は20.0km/Lとなる。
エンジンは非常に実用的なセッティングとなっている。最大トルクの25.5kgf·mをわずか1,500rpmで発揮するので、ディーゼルのように早いうちからシフトアップして運転することができる。全体的に滑らかだし、気筒休止時にはちょっとした音も聞こえるのだが、集中しなければまったく気付かない程度だ。
現実的な燃費性能も高い。今回は高速道路と混雑した都市部の道路で試乗したのだが、平均燃費は17km/L程度だった。
シャシは基本的に快適性重視の設計となっており、路面の衝撃はしっかりと吸収してくれる。結果的にロールは少し気になるし、正確ながらやや元気のないステアリングも相まって、ワインディングロードではあまり楽しくなかった。とはいえ、決して扱いづらいわけではない。
パサートのガソリン仕様はコスト重視のカンパニーカーとしてはそれほど魅力的ではないのかもしれないが、車自体の実力は高い。快適性は高いし、走りも洗練されており、実燃費もかなり良好だ。走りは特別楽しいわけではないのだが、オールラウンダーとしての実力は驚異的だ。
Volkswagen Passat 1.4 TSI 2017 review
ここ10年以上の間、ガソリンエンジンを搭載するファミリーサルーンの人気は下火だった。その原因はディーゼルを優遇した税制にあった。しかし、近年ではディーゼル再考の流れにより、パサートのガソリンモデルを検討する人も増えていくだろう。
パサートに搭載されるガソリンエンジンはただのガソリンターボエンジンではない。最高出力150PSの4気筒1.4Lエンジンには気筒休止システムが備わり、巡航時に2気筒が休止することで燃費性能を向上している。また、カタログスペック上での環境性能も高く、CO2排出量は116g/kmで、燃費は20.0km/Lとなる。
エンジンは非常に実用的なセッティングとなっている。最大トルクの25.5kgf·mをわずか1,500rpmで発揮するので、ディーゼルのように早いうちからシフトアップして運転することができる。全体的に滑らかだし、気筒休止時にはちょっとした音も聞こえるのだが、集中しなければまったく気付かない程度だ。
現実的な燃費性能も高い。今回は高速道路と混雑した都市部の道路で試乗したのだが、平均燃費は17km/L程度だった。
シャシは基本的に快適性重視の設計となっており、路面の衝撃はしっかりと吸収してくれる。結果的にロールは少し気になるし、正確ながらやや元気のないステアリングも相まって、ワインディングロードではあまり楽しくなかった。とはいえ、決して扱いづらいわけではない。
パサートのガソリン仕様はコスト重視のカンパニーカーとしてはそれほど魅力的ではないのかもしれないが、車自体の実力は高い。快適性は高いし、走りも洗練されており、実燃費もかなり良好だ。走りは特別楽しいわけではないのだが、オールラウンダーとしての実力は驚異的だ。
Volkswagen Passat 1.4 TSI 2017 review
会社の先輩がパサート に乗っているのですが、夜、駐車場に停まっているいる姿を見て、かっこいいなと感じていました。一見地味ですがジワジワくるものがあります。