今回は、米「ブルームバーグ」が2018年1月18日に掲載した記事を日本語で紹介します。


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マツダは近年の自動車業界の電動化の流れとは逆行している。マツダは内燃機関技術の劇的な向上により、非ガソリン車への移行をせずとも環境問題に対応できると考えているようだ。

マツダによると、電気自動車が使う電気の発電方法がクリーンなものでなければ、電気自動車よりも内燃機関車のほうが結果的に環境に優しいという状況も起こりうるらしい。石炭火力発電により生み出された電気を使う電気自動車(CO2排出量162g/km)と比較した場合、ガソリンエンジンを搭載するマツダ2(日本名: デミオ)のほうがCO2排出量は9%少ないと推定されている。

マツダで常務執行役員を務める人見光夫氏は1月17日、東京都内でこう語っている。
内燃機関車で環境規制を遵守できるなら、環境問題の解決に必ずしも電気自動車が必要だとは考えておりません。

人見氏の考えは今後数十年間のうちに電動化を推し進めるために巨額の投資を行っている超大手自動車メーカー各社(フォルクスワーゲン、フォード、BMWなど)とは対照的だ。マツダはトヨタ自動車と共同でEVの開発も行っているのだが、省燃費技術「SKYACTIV」の開発により力を入れており、2019年には燃費性能を30%向上した次世代エンジン「SKYACTIV-X」を導入する計画だ。

内燃機関車すべてが電気自動車と入れ替わった場合、消費電力が現在の2倍程度まで膨れ上がるとマツダは予測している。この増加分はおそらく太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる発電で賄われることになるだろうが、これにより、電気料金は大幅に値上がりすることが予測される。

また、電気自動車の充電が集中する時間帯が発生することも予想される。これにより、ピーク電力量が大幅に増加し、それに対応するためにさらなる電気料金の値上がりが予測される。

人見氏はこう語る。
こういったネガティヴな影響を考慮してなお電気自動車を購入する人がどれだけいるのでしょうか。私個人としては、電気自動車の時代など来ないと考えています。


Mazda Says Improved Gasoline Cars Cut Need for Electric Vehicles