今回は、豪州「CarsGuide」によるE90型BMW 320iの中古車レビューを日本語で紹介します。


2009 320i

320iはBMW 3シリーズのエントリーモデルなのだが、だからといって必ずしもより高価な上級モデルよりも劣るとは限らない。

他のBMW車同様、320iも走り重視で設計されており、応答性の高いハンドリングや運転操作に最適なコックピットを特徴としている。

320iにはセダンとワゴンが設定されていた。セダンがより高い走行性能を有するのに対し、ワゴンはより高い実用性を有している。ボディサイズは小さいので取り回しはしやすいのだが、それでも室内が狭いわけではない。

前後席いずれも十分な室内空間が確保されており、ヘッドルームやレッグルームにも余裕がある。スペアタイヤを搭載していないため、荷室もかなり広い。320iにはランフラットタイヤが装着されており、スペアタイヤを搭載せずに済んでいるのだが、その代償として乗り心地は悪化している。

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BMWはシルキースムーズな直列6気筒エンジンでよく知られているのだが、320iに搭載されるのは4気筒エンジンだ。6気筒エンジンと比較すると、320iのエンジンはやや粗く感じられるし、パンチにも欠けるのだが、最高出力156PS、最大トルク20.4kgf·mを発揮するため、街中や高速道路を普通に走行する分には不足は感じない。

カタログ燃費は12.5km/Lとされている。これはあくまでも理想値なのだが、それでも現実的な燃費をある程度は正確に反映している。320iには6速ATのみが設定される。このATは滑らかだし、4気筒エンジンのパフォーマンスにうまく合うようにチューニングされている。

装備もかなり充実している。オートエアコンやクルーズコントロール、レザーインテリア、ステアリングスイッチ、前席パワーシート、パーキングセンサーはいずれも標準装備だ。安全装備も充実しており、フロント・サイド・ヘッドエアバッグ、ABS、トラクションコントロール、DSCが装備される。

320iは運転していて楽しいし、快適性も高い。ただし、維持費はそれなりに高いし、なにかとお金がかかるだろう。


BMW 320i used review | 2009-2010