今回は、カナダ「Driving」によるフォルクスワーゲン・ゴルフオールトラックの試乗レポートを日本語で紹介します。

俳優のフレデリック・デ・グルートはネット銀行のINGダイレクトでイメージキャラクターを務めている。CM中、彼は他の銀行の手数料の高さを揶揄し、締めにはいつもこんな台詞が入る。
「お金を節約しましょう。」
ゴルフオールトラックを検討している人たちにも同じことを言いたい。ゴルフオールトラックを選ぶのをやめて「お金を節約」するべきだ。
誤解しないでほしいのだが、オールトラックが駄目な車だと言っているわけではない。性能は適度に高いし、運転する楽しさもある。正直なことを言うと、私自身、ゴルフが大好きで、昨年妻のために5ドアハッチバックのゴルフを購入している。要するに、私がオールトラックを否定しているのは車の実力が低いからではない。問題なのは価格やゴルフファミリーの中での位置付けだ。
オールトラックと同じ4WDのゴルフスポーツワゴン(DSGモデル)はオールトラックよりも何千ドルも安い。オールトラックは最廉価グレードでも35,295ドルするのだが、ワゴンの4MOTIONは最安26,045ドルで購入することができる。確かに、オールトラックには18インチホイールやドライブモードセレクト、LEDアンビエントライトが付いているし、安全装備も充実しているし、レザーもたくさん使われている。しかし、このような飾り物に興味が無いなら、ほぼ同じように雪道を走破することができるワゴンを選ぶべきだろう。なにより、オールトラックとワゴンの地上高差はわずか36mmだ。

スポーツワゴンの最上級グレードでオプションをてんこ盛りにしたとしても、まだ33,800ドルとオールトラックよりは安い。HIDヘッドランプやFenderオーディオシステムはオールトラックの最上級グレードであっても有償のオプションとなる。オールトラックの装備内容が充実していればまだ良かったのだが、パーキングアシストもアダプティブクルーズコントロールもブラインドスポット警報もすべてオプションとなっている。
オールトラックでオプションをてんこ盛りにすると38,215ドルになってしまう。輸送費や税金などの雑費を加えると、総額は45,000ドルを超えてしまう。オールトラックに45,000ドルも払うくらいなら、ゴルフ最強モデルのゴルフRを選んだほうがいいだろう。これも4WDモデルだし、最大トルクはオールトラックが27.5kgf·mなのに対してゴルフRは38.7kgf·mだ。ゴルフRとの価格差はわずか2,900ドルだし、なによりゴルフRにはマニュアルトランスミッションも設定されている。
言うまでもなく、これは不適当な比較だ。桃とプラムを比べるようなものだ。ステーションワゴンを購入する人にとっては、マスタングを打ち負かすことよりも荷室の広さのほうが重要なはずだ。ハッチバックの荷室容量は388Lで、ワゴンの荷室容量は861Lとなる。リアシートを倒した状態での荷室容量は、ハッチバックが1,337L、ワゴンが1,883Lだ。家族の荷物を運ぶ用途にはワゴンのほうが合っているだろう。
なので、再びオールトラックとスポーツワゴンの比較に戻ることにしよう。インテリア照明やオーディオシステムなど、装備内容でオールトラックと同等なのはスポーツワゴンの最上級グレード「ハイライン」だ。なので、この二台を比較してみることにしよう。

いずれにもパノラミックサンルーフやレザーシート、6.5インチタッチスクリーンインフォテインメントシステムが装備されている。操作性は両車同じくらい良好で(硬めだが不快ではない)、いずれもブレーキ性能は上々だし、静粛性も高く、質感もアウディと同じくらい高い。インテリアのレイアウトやフィット&フィニッシュはA3と同等だ。
加速性能は両車ともに過不足ないのだが、オールトラックではドライブモードが選択できる。モードは「ノーマル」、「スポーツ」、「カスタム」、「オフロード」があり、「オフロード」モードではヒルディセントコントロールが作動する。ただし、地上高は36mmしか違わないので、オールトラックを選んでもちょっとした悪路くらいしか走れないだろう。それならスポーツワゴンを選んでお金を節約したほうがいいだろう。あるいはティグアンを選ぶという手もある。
Car Review: 2017 Volkswagen Golf Alltrack

俳優のフレデリック・デ・グルートはネット銀行のINGダイレクトでイメージキャラクターを務めている。CM中、彼は他の銀行の手数料の高さを揶揄し、締めにはいつもこんな台詞が入る。
「お金を節約しましょう。」
ゴルフオールトラックを検討している人たちにも同じことを言いたい。ゴルフオールトラックを選ぶのをやめて「お金を節約」するべきだ。
誤解しないでほしいのだが、オールトラックが駄目な車だと言っているわけではない。性能は適度に高いし、運転する楽しさもある。正直なことを言うと、私自身、ゴルフが大好きで、昨年妻のために5ドアハッチバックのゴルフを購入している。要するに、私がオールトラックを否定しているのは車の実力が低いからではない。問題なのは価格やゴルフファミリーの中での位置付けだ。
オールトラックと同じ4WDのゴルフスポーツワゴン(DSGモデル)はオールトラックよりも何千ドルも安い。オールトラックは最廉価グレードでも35,295ドルするのだが、ワゴンの4MOTIONは最安26,045ドルで購入することができる。確かに、オールトラックには18インチホイールやドライブモードセレクト、LEDアンビエントライトが付いているし、安全装備も充実しているし、レザーもたくさん使われている。しかし、このような飾り物に興味が無いなら、ほぼ同じように雪道を走破することができるワゴンを選ぶべきだろう。なにより、オールトラックとワゴンの地上高差はわずか36mmだ。

スポーツワゴンの最上級グレードでオプションをてんこ盛りにしたとしても、まだ33,800ドルとオールトラックよりは安い。HIDヘッドランプやFenderオーディオシステムはオールトラックの最上級グレードであっても有償のオプションとなる。オールトラックの装備内容が充実していればまだ良かったのだが、パーキングアシストもアダプティブクルーズコントロールもブラインドスポット警報もすべてオプションとなっている。
オールトラックでオプションをてんこ盛りにすると38,215ドルになってしまう。輸送費や税金などの雑費を加えると、総額は45,000ドルを超えてしまう。オールトラックに45,000ドルも払うくらいなら、ゴルフ最強モデルのゴルフRを選んだほうがいいだろう。これも4WDモデルだし、最大トルクはオールトラックが27.5kgf·mなのに対してゴルフRは38.7kgf·mだ。ゴルフRとの価格差はわずか2,900ドルだし、なによりゴルフRにはマニュアルトランスミッションも設定されている。
言うまでもなく、これは不適当な比較だ。桃とプラムを比べるようなものだ。ステーションワゴンを購入する人にとっては、マスタングを打ち負かすことよりも荷室の広さのほうが重要なはずだ。ハッチバックの荷室容量は388Lで、ワゴンの荷室容量は861Lとなる。リアシートを倒した状態での荷室容量は、ハッチバックが1,337L、ワゴンが1,883Lだ。家族の荷物を運ぶ用途にはワゴンのほうが合っているだろう。
なので、再びオールトラックとスポーツワゴンの比較に戻ることにしよう。インテリア照明やオーディオシステムなど、装備内容でオールトラックと同等なのはスポーツワゴンの最上級グレード「ハイライン」だ。なので、この二台を比較してみることにしよう。

いずれにもパノラミックサンルーフやレザーシート、6.5インチタッチスクリーンインフォテインメントシステムが装備されている。操作性は両車同じくらい良好で(硬めだが不快ではない)、いずれもブレーキ性能は上々だし、静粛性も高く、質感もアウディと同じくらい高い。インテリアのレイアウトやフィット&フィニッシュはA3と同等だ。
加速性能は両車ともに過不足ないのだが、オールトラックではドライブモードが選択できる。モードは「ノーマル」、「スポーツ」、「カスタム」、「オフロード」があり、「オフロード」モードではヒルディセントコントロールが作動する。ただし、地上高は36mmしか違わないので、オールトラックを選んでもちょっとした悪路くらいしか走れないだろう。それならスポーツワゴンを選んでお金を節約したほうがいいだろう。あるいはティグアンを選ぶという手もある。
Car Review: 2017 Volkswagen Golf Alltrack
