今回は、米国「TFLcar」による新型 ホンダ・CR-V(2017年モデル)の試乗レポートを紹介します。

人気の高い5人乗りコンパクトSUVのホンダ・CR-Vに5代目となる新型モデルが登場した。CR-Vはここ20年間アメリカにおけるベストセラーSUVの座を守り続けており、1997年の登場以来、アメリカ国内だけで400万台近くを売り上げている。
新型CR-Vには1種類の新設計エンジンを含む2種類のエンジンが設定され、5種類のグレードが用意される。ベースグレード「LX」に搭載されるのは従来と同じ4気筒 2.4Lエンジンなのだが、経済性は向上している。これはDOHC 16バルブの直噴i-VTECエンジンで、最高出力187PS、最大トルク24.9kgf·mを発揮する。
新設計のエンジンは1.5LのDOHC 16バルブ 4気筒ターボエンジンで、最高出力197PS/5,600rpm、最大トルク24.7kgf·m/2,000-5,000rpmを発揮する。このエンジンが搭載されるグレードは、「EX」、「EX-L」および「Touring」だ。
いずれのエンジンにもホンダのGシフトコントロールロジックが当てはめられた無段変速機(CVT)が組み合わせられる。駆動方式は全グレードでFFとリアルタイム4WDシステムを選択することができる。最大牽引重量は680kgとなる。
サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式で、リアは新設計の低フリクションダンパーを採用したマルチリンクサスペンションとなる。FF/4WDともに前後にスタビライザーが備わる。

新型CR-Vでは先進安全装備「ホンダセンシング」を装備するグレードが拡大され、「EX」以上のグレードでは標準装備となる。これにはCR-Vとしては初の路外逸脱抑制機能および低速追従機能付アダプティブクルーズコントロールも含まれる。ほかにも、リアクロストラフィックモニタリング機能やブラインドスポットインフォメーションシステム、オートハイビーム、ドライバーモニタリングシステムが備わる。
エクステリアはアグレッシヴで主張がある。ヘッドランプは翼型のLEDデイライトに囲まれ、フロントエンドはよりシャープな印象となっているし、フェンダーはより筋肉質になっている。ロングノーズ・ロングホイールベースとなり、リアオーバーハングが短くなっているため、従来よりも洗練されたデザインになっている。「Touring」にはLEDヘッドランプも装備される。
ホンダ初のアクティブグリルシャッターシステムが採用されたことで空気抵抗が低減している。ホイールサイズは大径化し、グレードによるが17インチもしくは18インチとなる。Aピラーは細くなり、死角も少なくなっている。
新型CR-Vは居住性も高い。車幅が拡大し、ホイールベースが長くなったことが功を奏している。室内空間は合計50L拡大しており、リアシートのレッグルームは53mm、2列目シートを畳んだ状態での荷室長は250mmそれぞれ増加している。6:4分割可倒式シートはワンタッチでの操作が可能で、テールゲートはハンズフリー操作が可能だ。見た目ではそれほど大きく見えないのだが、室内はかなり広大だ。
今回は5人乗りの「Touring」4WDモデルに試乗した。価格は32,395ドルで、配送料込みで33,295ドルとなる。ボディカラーはガンメタリックで、インテリアはグレー&チャコールだった。インテリアパネルにはマット仕上げの木目が使われていた。

新型CR-Vは空間効率が高いにもかかわらずエクステリアも魅力的で、空力性能も高い。デザインには緩やかなカーブが多用されており、滑らかな印象を受ける。
1.5L 直列4気筒ターボエンジンによる加速は力強く、効率性も高いため、燃費も満足できる値となっている(EPA燃費はシティ11.5km/L、ハイウェイ14.0km/L)。ハンドリング特性はスポーティーながらセンタリングもしっかりしてくれる。乗り心地も良く、シートのサポート性も十分だ。
室内はかなり使いやすく、さまざまな機能が付いており、先進的な機能も多い。7インチタッチスクリーンナビはホンダとガーミンの共同開発品で、Apple CarPlayおよびAndroid Autoにも対応している。これにより、スマートフォンのナビと連携させたり、ボイスコントロールを行ったりすることも可能となっている。
新型CR-Vは初代と比べると飛躍的に進化しているし、人気モデルらしい正常進化を果たし、より魅力的な車に仕上がっている。また、3年/5万8000kmの保証も付いてくる。
2017 Honda CR-V Touring Test Drive – It’s a Whole New Animal [Review]

人気の高い5人乗りコンパクトSUVのホンダ・CR-Vに5代目となる新型モデルが登場した。CR-Vはここ20年間アメリカにおけるベストセラーSUVの座を守り続けており、1997年の登場以来、アメリカ国内だけで400万台近くを売り上げている。
新型CR-Vには1種類の新設計エンジンを含む2種類のエンジンが設定され、5種類のグレードが用意される。ベースグレード「LX」に搭載されるのは従来と同じ4気筒 2.4Lエンジンなのだが、経済性は向上している。これはDOHC 16バルブの直噴i-VTECエンジンで、最高出力187PS、最大トルク24.9kgf·mを発揮する。
新設計のエンジンは1.5LのDOHC 16バルブ 4気筒ターボエンジンで、最高出力197PS/5,600rpm、最大トルク24.7kgf·m/2,000-5,000rpmを発揮する。このエンジンが搭載されるグレードは、「EX」、「EX-L」および「Touring」だ。
いずれのエンジンにもホンダのGシフトコントロールロジックが当てはめられた無段変速機(CVT)が組み合わせられる。駆動方式は全グレードでFFとリアルタイム4WDシステムを選択することができる。最大牽引重量は680kgとなる。
サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式で、リアは新設計の低フリクションダンパーを採用したマルチリンクサスペンションとなる。FF/4WDともに前後にスタビライザーが備わる。

新型CR-Vでは先進安全装備「ホンダセンシング」を装備するグレードが拡大され、「EX」以上のグレードでは標準装備となる。これにはCR-Vとしては初の路外逸脱抑制機能および低速追従機能付アダプティブクルーズコントロールも含まれる。ほかにも、リアクロストラフィックモニタリング機能やブラインドスポットインフォメーションシステム、オートハイビーム、ドライバーモニタリングシステムが備わる。
エクステリアはアグレッシヴで主張がある。ヘッドランプは翼型のLEDデイライトに囲まれ、フロントエンドはよりシャープな印象となっているし、フェンダーはより筋肉質になっている。ロングノーズ・ロングホイールベースとなり、リアオーバーハングが短くなっているため、従来よりも洗練されたデザインになっている。「Touring」にはLEDヘッドランプも装備される。
ホンダ初のアクティブグリルシャッターシステムが採用されたことで空気抵抗が低減している。ホイールサイズは大径化し、グレードによるが17インチもしくは18インチとなる。Aピラーは細くなり、死角も少なくなっている。
新型CR-Vは居住性も高い。車幅が拡大し、ホイールベースが長くなったことが功を奏している。室内空間は合計50L拡大しており、リアシートのレッグルームは53mm、2列目シートを畳んだ状態での荷室長は250mmそれぞれ増加している。6:4分割可倒式シートはワンタッチでの操作が可能で、テールゲートはハンズフリー操作が可能だ。見た目ではそれほど大きく見えないのだが、室内はかなり広大だ。
今回は5人乗りの「Touring」4WDモデルに試乗した。価格は32,395ドルで、配送料込みで33,295ドルとなる。ボディカラーはガンメタリックで、インテリアはグレー&チャコールだった。インテリアパネルにはマット仕上げの木目が使われていた。

新型CR-Vは空間効率が高いにもかかわらずエクステリアも魅力的で、空力性能も高い。デザインには緩やかなカーブが多用されており、滑らかな印象を受ける。
1.5L 直列4気筒ターボエンジンによる加速は力強く、効率性も高いため、燃費も満足できる値となっている(EPA燃費はシティ11.5km/L、ハイウェイ14.0km/L)。ハンドリング特性はスポーティーながらセンタリングもしっかりしてくれる。乗り心地も良く、シートのサポート性も十分だ。
室内はかなり使いやすく、さまざまな機能が付いており、先進的な機能も多い。7インチタッチスクリーンナビはホンダとガーミンの共同開発品で、Apple CarPlayおよびAndroid Autoにも対応している。これにより、スマートフォンのナビと連携させたり、ボイスコントロールを行ったりすることも可能となっている。
新型CR-Vは初代と比べると飛躍的に進化しているし、人気モデルらしい正常進化を果たし、より魅力的な車に仕上がっている。また、3年/5万8000kmの保証も付いてくる。
2017 Honda CR-V Touring Test Drive – It’s a Whole New Animal [Review]