今回は、米国「AUTOWEEK」によるマツダ3(日本名: アクセラ)の試乗レポートを日本語で紹介します。


Mazda3

マツダ3は常にフォード・フォーカスやホンダ・シビックの陰に隠れてしまっているのだが、納得がいかない。確かにシビックやフォーカスも良い車ではあるのだが、いずれも走行性能ではマツダ3に劣る。それどころか、マツダ3はあらゆる点でフォーカスやシビックより優れている。

室内空間は広く、質感も高いし、2.0Lの4気筒SKYACTIV-Gエンジンは最高出力157PSなのだが、数字以上に力強い。187PSの4気筒2.5Lエンジンを選択することもできるのだが、こちらを選んだ場合は価格も上昇する。6速MTは変速も正確だし、シフトストロークも短く、エンジンの実力を最大限に活かすことができる。

制動時にノーズダイブが起こることもないし、サスペンションは快適性と操作性をうまく両立している。ブレーキは強力だが効きすぎるようなことはなく、日常的に使う車としては完璧なセッティングだ。

同等のスペックのシビックやフォーカスと比べると、マツダ3は走りの面で優位に立っている。バランスの取れた軽量スポーツカーであるミアータ(日本名: ロードスター)の楽しさの一片を、4人乗りのマツダ3でも味わうことができる。

(レポート: ウェズレー・レン)


マツダ3は庶民派小型セダンの中では一番のお気に入りだ。デザインもかなり良いし、内装の質感も驚くほど高い。中でも、一番の魅力は6速MTだ。冗談抜きで世界屈指のMTと言える。シフトストロークは短く、操作感も良好で、シフトノブの大きさも適切なので、操作を楽しむことができる。

(レポート: ジェイク・リンジマン)


ATモデルは少し退屈なのだが、MTモデルはまったく違った印象を受けた。自分でギアを選択することで、控えめな4気筒エンジンのパフォーマンスをすべて引き出すことができるし、そうすれば結果的には、軽量で応答性の高いシャシの実力を引き出すこともできる。かつてのCR-XやセリカGTを彷彿とさせるような車だ。それほど速くはないのだが、かなり楽しむことができる。6速MTを選べば間違いないだろう。

(レポート: アンドリュー・ストイ)


一目見て、内外装が欧州車っぽく、非常に洗練されていて落ち着いているという印象を抱いた。エクステリアはフォード・フォーカスよりも一枚上手で、人を惑わすほどの美貌だと感じた。

(レポート: ケン・ロス)


2016 Mazda 3 Grand Touring review notes