日本仕様のマツダ・デミオにはガソリンエンジン仕様としては1.3Lのモデルが設定されていますが、欧州仕様車のマツダ2(日本名: デミオ)には1.5Lモデルが設定されます。ちなみに、日本への1.5Lモデルの投入も噂されています。
今回は、英国の人気自動車番組「Top Gear」でもおなじみのリチャード・ハモンドが英国「Mirror」に寄稿したマツダ2 1.5 の試乗レポートを日本語で紹介します。

マツダは他と違うことをして名を上げている。
自動車産業は1970年台にロータリーエンジンを捨てたが、マツダはロータリーエンジンを使い続け、RX-7を開発した。
1991年にはマツダは非常にうるさい車両でル・マンのグループCに参戦し、他のドライバーの聴力を奪いつつも優勝した。
そして、現在、他の自動車メーカーがほとんどすべてのエンジンをダウンサイジングターボに替えている中、マツダは小型車にターボのない排気量の大きなエンジンを載せている。
マツダはファンをがっかりさせることのない会社だ。そして今回試乗したマツダ2もファンを幸せにしてくれる車と言える。
今回は、数多く展開しているグレードの中から、ガソリンエンジンの最上級モデルであるSKYACTIV-G 1.5 115PSの試乗を行った。
ガソリンエンジンには75PSと90PS、そして今回試乗した115PSの3種類のエンジンが設定される。また、105PSの1.5Lディーゼルエンジンも設定される。
価格は15,995ポンドと少し高いが、装備内容は非常に豊富だし、それに良い車だ。それに、これは11,995ポンドのエントリーグレードにも言える。
マツダには「魂動」というデザインがある。これはマーケティング上の抽象的な表現ではあるものの、マツダの車の見た目は非常に良いので、放っておこう。マツダ2はスタイリッシュだし、大人っぽい。それにインテリアも良い。
質感はかなり向上している。試乗車にはインフォテインメントシステムが装備されていた。サイドブレーキの横にダイヤルが付いており、メルセデス・ベンツのナビのように操作することができる。道から目を離さずに操作するのも容易だ。
7インチのタッチスクリーンは見た目もいいし、ナビもしっかり使える。今回の試乗車にはオプションのセーフティパックも付いており、これにはヘッドアップディスプレイが付いていた。こちらもしっかり使えた。
搭載される115PSのエンジンは元気がある。低回転域ではあまりトルクがないので、スピードを出したい時はかなり高回転まで回す必要があるが、エンジンの特性はスムーズでリニアだ。
その上、この車に搭載されるトランスミッションはコンパクトハッチバックの中でも最高のものだ。20年以上、素晴らしいトランスミッションを持つMX-5(日本名: ロードスター)を製造してきた経験が生かされているのは明らかだ。操作性も非常によく、ステアリングは正確だし、乗り心地も良い。
旧型モデルのマツダ2に乗っていてそれを気に入っているのであれば、新型モデルはもっと気に入ることだろう。新型はよりしっかりとしていて作りもよく、それでいて車重は1tを大きく上回らない。
少なくとも、ベストセラーのフォード・フィエスタの手強いライバルとなることだろう。フィエスタの1.0L 3気筒エンジンは1.5倍の排気量を持つマツダのエンジンよりもキャラクター性はあるものの、燃費性能や実際的なパフォーマンスは同等だ。
3ドアモデルをラインアップするライバルもある中、マツダ2には5ドアモデルしか設定されない。とはいえ、いずれにしても大抵のファミリーユーザーは3ドアモデルを購入することはないだろう。
今年はこのモデル以外にも、日産・ジュークに立ち向かっていくCX-3も発売され、マツダにとっては忙しい年になることだろう。もちろん、待望の新型MX-5も登場する。
この車はマツダの好調を象徴するモデルであり、今後のマツダにも期待できることだろう。
Mazda2 115 Sport Nav five-door hatchback review by Richard Hammond
今回は、英国の人気自動車番組「Top Gear」でもおなじみのリチャード・ハモンドが英国「Mirror」に寄稿したマツダ2 1.5 の試乗レポートを日本語で紹介します。

マツダは他と違うことをして名を上げている。
自動車産業は1970年台にロータリーエンジンを捨てたが、マツダはロータリーエンジンを使い続け、RX-7を開発した。
1991年にはマツダは非常にうるさい車両でル・マンのグループCに参戦し、他のドライバーの聴力を奪いつつも優勝した。
そして、現在、他の自動車メーカーがほとんどすべてのエンジンをダウンサイジングターボに替えている中、マツダは小型車にターボのない排気量の大きなエンジンを載せている。
マツダはファンをがっかりさせることのない会社だ。そして今回試乗したマツダ2もファンを幸せにしてくれる車と言える。
今回は、数多く展開しているグレードの中から、ガソリンエンジンの最上級モデルであるSKYACTIV-G 1.5 115PSの試乗を行った。
ガソリンエンジンには75PSと90PS、そして今回試乗した115PSの3種類のエンジンが設定される。また、105PSの1.5Lディーゼルエンジンも設定される。
価格は15,995ポンドと少し高いが、装備内容は非常に豊富だし、それに良い車だ。それに、これは11,995ポンドのエントリーグレードにも言える。
マツダには「魂動」というデザインがある。これはマーケティング上の抽象的な表現ではあるものの、マツダの車の見た目は非常に良いので、放っておこう。マツダ2はスタイリッシュだし、大人っぽい。それにインテリアも良い。
質感はかなり向上している。試乗車にはインフォテインメントシステムが装備されていた。サイドブレーキの横にダイヤルが付いており、メルセデス・ベンツのナビのように操作することができる。道から目を離さずに操作するのも容易だ。
7インチのタッチスクリーンは見た目もいいし、ナビもしっかり使える。今回の試乗車にはオプションのセーフティパックも付いており、これにはヘッドアップディスプレイが付いていた。こちらもしっかり使えた。
搭載される115PSのエンジンは元気がある。低回転域ではあまりトルクがないので、スピードを出したい時はかなり高回転まで回す必要があるが、エンジンの特性はスムーズでリニアだ。
その上、この車に搭載されるトランスミッションはコンパクトハッチバックの中でも最高のものだ。20年以上、素晴らしいトランスミッションを持つMX-5(日本名: ロードスター)を製造してきた経験が生かされているのは明らかだ。操作性も非常によく、ステアリングは正確だし、乗り心地も良い。
旧型モデルのマツダ2に乗っていてそれを気に入っているのであれば、新型モデルはもっと気に入ることだろう。新型はよりしっかりとしていて作りもよく、それでいて車重は1tを大きく上回らない。
少なくとも、ベストセラーのフォード・フィエスタの手強いライバルとなることだろう。フィエスタの1.0L 3気筒エンジンは1.5倍の排気量を持つマツダのエンジンよりもキャラクター性はあるものの、燃費性能や実際的なパフォーマンスは同等だ。
3ドアモデルをラインアップするライバルもある中、マツダ2には5ドアモデルしか設定されない。とはいえ、いずれにしても大抵のファミリーユーザーは3ドアモデルを購入することはないだろう。
今年はこのモデル以外にも、日産・ジュークに立ち向かっていくCX-3も発売され、マツダにとっては忙しい年になることだろう。もちろん、待望の新型MX-5も登場する。
この車はマツダの好調を象徴するモデルであり、今後のマツダにも期待できることだろう。
Mazda2 115 Sport Nav five-door hatchback review by Richard Hammond