いすゞは海外では現在でも乗用車(SUV)の販売を続けており、以前にはそのモデルの1つであるMU-Xの試乗レポートを掲載しました。
その先代モデルに当たるのがMU-7であり、インドではMU-7のノックダウン生産が現在でも行われています。
今回は、インド「Top Gear」によるいすゞ・MU-7の試乗レポートを日本語で紹介します。

いすゞがインドに展開し始めてから2015年でおよそ2年となるが、これまでいすゞはBセグメントやCセグメントが売れ線の町や地方部をターゲットとして展開してきた。そして、MU-7 BS4は新たに4つの都市でも販売される予定だ。
従来販売されていたMU-7 BS3と比べると、外見面では区別できるような変化はない。MU-7は旧式的なスタイリングを保っている。巨大で、派手で、それを隠そうともしていない。ゆえにこそ、MU-7は愛されている。
インテリアも全く変わっていないが、室内空間の広さを考えればそれも必ずしも悪いこととは言えない。フロントシートはリビングルームのソファのようだ。着座位置は高く、前方視界も良い。MU-7にはステアリングスイッチなどの先進装備はそれほど備わっていないが、標準装備されるオーディオシステムにはBluetooth接続機構は備わっている。

全体的に見てフィット・アンド・フィニッシュは十分で、実際に走らせてみてもガタついたりキーキー鳴ったりはしなかった。インテリアデザインは古さを感じさせるものの、プラスティックの質感が高いのでどちらにしても安っぽさは感じない。MU-7くらい大きな車となると重量面で問題があると思う人もいるかもしれないが、驚くべきことに車重はわずか1,900kgで、これはMU-7よりもかなり小さいタタ・サファリとほとんど同じ重さだ。直列4気筒 3.0Lのディーゼルエンジンは素直で働き者だ。最高出力163PS、最大トルク36.7kgf·mを発揮し、5速MTを介して後輪を駆動する。エンジンスペックは特に際立っているわけではないが、エンジンの出来はよく、ギア比もうまく調整されているため、非常に運転しやすい。
直線道路では最高速度の157km/hに楽々達する。高速でも安定感は保たれ、風切り音も抑えられていた。サスペンションは硬いため、ロールも抑えられている。
MU-7に一週間乗ってみて印象に残ったのが、居住性の高さだ。買い物にも旅行にも十分な広い荷室スペースを持ち、ステアリングは軽いため、この大柄のボディにもかかわらず、街中でも運転しやすい。唯一の問題は価格であり、270万ルピーという価格は少し高すぎる。
Review: Isuzu MU-7
その先代モデルに当たるのがMU-7であり、インドではMU-7のノックダウン生産が現在でも行われています。
今回は、インド「Top Gear」によるいすゞ・MU-7の試乗レポートを日本語で紹介します。

いすゞがインドに展開し始めてから2015年でおよそ2年となるが、これまでいすゞはBセグメントやCセグメントが売れ線の町や地方部をターゲットとして展開してきた。そして、MU-7 BS4は新たに4つの都市でも販売される予定だ。
従来販売されていたMU-7 BS3と比べると、外見面では区別できるような変化はない。MU-7は旧式的なスタイリングを保っている。巨大で、派手で、それを隠そうともしていない。ゆえにこそ、MU-7は愛されている。
インテリアも全く変わっていないが、室内空間の広さを考えればそれも必ずしも悪いこととは言えない。フロントシートはリビングルームのソファのようだ。着座位置は高く、前方視界も良い。MU-7にはステアリングスイッチなどの先進装備はそれほど備わっていないが、標準装備されるオーディオシステムにはBluetooth接続機構は備わっている。

全体的に見てフィット・アンド・フィニッシュは十分で、実際に走らせてみてもガタついたりキーキー鳴ったりはしなかった。インテリアデザインは古さを感じさせるものの、プラスティックの質感が高いのでどちらにしても安っぽさは感じない。MU-7くらい大きな車となると重量面で問題があると思う人もいるかもしれないが、驚くべきことに車重はわずか1,900kgで、これはMU-7よりもかなり小さいタタ・サファリとほとんど同じ重さだ。直列4気筒 3.0Lのディーゼルエンジンは素直で働き者だ。最高出力163PS、最大トルク36.7kgf·mを発揮し、5速MTを介して後輪を駆動する。エンジンスペックは特に際立っているわけではないが、エンジンの出来はよく、ギア比もうまく調整されているため、非常に運転しやすい。
直線道路では最高速度の157km/hに楽々達する。高速でも安定感は保たれ、風切り音も抑えられていた。サスペンションは硬いため、ロールも抑えられている。
MU-7に一週間乗ってみて印象に残ったのが、居住性の高さだ。買い物にも旅行にも十分な広い荷室スペースを持ち、ステアリングは軽いため、この大柄のボディにもかかわらず、街中でも運転しやすい。唯一の問題は価格であり、270万ルピーという価格は少し高すぎる。
Review: Isuzu MU-7